富士山のフジハタザオ

作成
(Produced by)
高山極域環境研究会(代表:増沢武弘)
(Society for the study of alpine and arctic environment)
&
静岡大学理学部生物学教室
(Faculty of science, Shizuoka University)
バージョン 1.0
( ver. 1.0 )

フジハタザオ

Arabis serrata

 富士山五合目に生育する、アブラナ科ハタザオ属の多年生植物。
 乾燥や寒さなど、厳しいストレス環境でも生きることができ、常緑の葉を残したまま越冬する。





富士高山帯で生育するフジハタザオの整理生態を遺伝子レベルで解析する

 

 高山の厳しい環境条件下で常緑葉をもって越冬する草本植物がある。  それは富士山の高山砂礫地で生きるフジハタザオである。
 この仲間では珍しく越冬葉に貯蔵物質(糖類)を多量に貯えて冬を越し、雪解けと同時に光合成を開始する。  そのときに貯蔵していた糖類を消費することで新しい葉や花の発展に貢献している。  これらの性質と遺伝子の関係を明らかにする取り組みが現在進められている。
 ここでは、フジハタザオの生理生態学的性質と遺伝子解析について説明する。  


常緑葉の性質

フジハタザオとシロイズナズナ

花芽形成の仕組み

フジハタザオとシロイズナズナの花芽形成

ストレスを受けた時、植物はどうする?

フジハタザオのCBF

考察

メニューに戻る

Created by ez-HTML