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花芽形成の仕組み

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花により花芽誘導シグナルは異なるが、花芽を作る条件になると花芽形成の開始の指示を出す花成ホルモン(フロリゲン:FTと呼ばれるタンパク質)が葉で作られる。シロイヌナズナなどの長日植物では越冬後の長日条件でFT遺伝子が発現し、花芽を形成する。
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雪解け直後(5月)に撮影したフジハタザオ。
ロゼットの中心に花芽が形成されているのがわかる。
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FT遺伝子の発現を5,7,9,10月に採集したフジハタザオで調べた。
5月でのみFTの発現が見られた。
ゲル
フジハタザオを含む高山植物は越冬前に花芽を形成すると言われている。しかし、花芽を形成するための合図となるFTの発現はすでに花芽が出来ている5月にしか見られなかった。

矢印

フジハタザオは、春のうちに次の年の花芽を作る準備をしているのかもしれない。


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