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北面のアカマツ林
富士山北側の富士スバルライン登山口から、 標高約1,200mまでの両側には樹齢のそろったアカマツ(Pinus densiflora)林が見られる。このアカマツ林は、西暦937年の噴火による剣丸尾 溶岩上に見られる剣丸尾アカマツ林である。剣丸尾アカマツ林は遷移途中の天然林と言われているが、その成立過程は今までに研究結果として示されていない。
山梨県環境科学研究所がアカマツ42本の樹齢を2001(平成13)年に調べた結果では、樹齢が最長の個体は90年で、80年前後の個体のものが多かった。写真に見られるアカマツ林も樹齢はほぼ80〜90年で、天然更新が進んでいるものと思われる。写真はアカマツ林に設置された鉄塔から、高さを変えて撮影したものである。
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