日本の海岸クロマツ林

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静岡大学理学部生物学教室
(Faculty of science, Shizuoka University)
&
高山極域環境研究会(代表:増沢武弘)
(Society for the study of alpine and arctic environment)
バージョン 1.0
( ver. 1.0 )
(陸中海岸国立公園COAST180より)

 日本列島の海岸沿いではクロマツの砂防林が一般的に見られる。特に白い砂浜には文字どおり「白砂青松」でクロマツが植えられ、育てられてきた。三陸地域の海岸では陸前高田市の高田松原が代表的なもので、江戸時代に植林された林は、市民によって大切に管理、育生されてきた。この高田松原は陸中海岸国立公園にも指定され、多くの人々から愛されてきたクロマツの林であった。しかし、平成23年3月11日の震災により、希望の松1本を残し、約7万本が消失した。この災害を契機として、防災に有効的な海岸クロマツ林を考え直していきたい。そこで、日本列島の海岸における一般的なクロマツ林を紹介する。ここではまず、静岡県の代表的な沼津市の「千本松原」、静岡市の「三保の松原」を提示する。


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